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上条 孤鷲斎 寿親

Author:上条 孤鷲斎 寿親
やあ、お久しぶりじゃの。
寄られたのならば
ゆっくりしていってくだされ。
こっそりと昔語りや戦話をやっている、戦国ixa21-24鯖 足利家の同盟 
百鬼夜行の爺の部屋ですじゃ。

基本、その時そのときの戦ネタですが、よければ一言残して頂きたい処ですぞ。それでは、よろしくお頼み申しますぞ。

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爺の戦語り 

第二回 東西戦の激戦からの帰城中、百鬼の皆と同道しながら、
初日の豊臣①砦の電撃攻略戦の成功や、
2日目の百鬼・相模獅子皇会連携での黒田①砦侵攻作戦の成功、
夜の、豊臣③砦への北条家総出での突撃戦成功の話で盛り上がったり、
今までの戦を振り返ったりと、たくさんの思い出話に花が咲く。
楽しいこと、大変だったこと、色々あったが、それも全てが
過去になる刻が来た。
足利滅亡から安住の地を求め流れて、関東へ来、
北条家に席を置かせて頂き、百鬼夜行・暁揚羽の合弁する時の
目標であった、国内筆頭という目的は果たせた。

「終わったな…」

22時代が長すぎて、短く感じてしまうが、
一つの時代が終わったということだろう。
この世界でも様々な戦いが繰り返されたのが、昨日のようだ。

今期、戦友とも呼べるような間柄になった他国の武将も数多く居る。
又、かつて共に戦いながら、今回は袂を別った仲間との邂逅も
数多くあった…
振り返れば、それぞれの顔が浮かび上がる。
今となっては、だれもかれも皆なつかしい…


帰り道、ふっと初夏の富士山見学と長年の戦の疲れを流すため、
湯治も兼ねて甲斐路を採り山道を行くことを提案し、皆も了承してくれ、
足を向ける。
目の前に映る自然の雄大さに圧倒され、川口湖畔の富士山を望める温泉で、
心身ともに癒される。
その横では温泉などそっちのけで、蕃風殿や魔王ちゃんたちが
宴だ宴だと騒いでいる。

「ぶう~~~~~っ!」

Liu殿の変顔で、また蕃風殿が酒を吹いていた。蕃風どのは普段からよく、
麦酒を吹く。これは百鬼では有名だ。

「明日は城に付けるかのぅ」

今はまだ遠い、儂の城 弧鷲庵に思いを馳る。宴会は朝まで続きそうだ。


次の日、すっかり疲れの抜けた儂らと、朝までの宴会で目の開かない
者たちの差こそあれ、それぞれが地元の相模の国へ道を求め、
御殿場方面から箱根へ進路をとる。
有名な箱根の険を越えれば、今となっては第二の故郷ともいえる相模の国、
鎌倉へは海沿いを進めば半日の距離だ。

「まあ、ここを抜ければ相模の国じゃ。」

「そうですよ、あと少しで、地元ですぅ」

眼下に早雲寺を眺め、もう少しで大殿の御座っしゃる 小田原城。
ここを中心に、百鬼の仲間も、北へ、東へそれぞれの城に帰っていく処だ。

「でわ、又次の世界で!」
「そです、そです。」
「こっそり、やります。親に怒られない程度に。」

皆、それぞれにしばしの別れの挨拶をする。
そんな中、声が響いた。

「実は、今回で引退するんです。」

「なに!!!」

暁揚羽から百鬼揚羽まで、長く盟主の大役を勤められたmitsu殿の
宣言に、一同が仰天した。

「以前から、考えていたことです。大きな盟主防衛戦も経験できましたし、
 筆頭の盟主も経験できました。人にはそれぞれ刻というものがあります。
 私の場合、それが今なんです。」

晴れやかな、成し遂げたような素晴らしい顔をしている。
mitsu殿ほどの武将が、一度口にしたことだ。覚悟の上だろう。

Liu殿が無言でmitsu殿の傍へ馬を寄せる。そして、そのまま硬い握手を
した。それに続くように、よっしー、蕃風と次々と続く…。

「じつは、おれも。」

百鬼夜行へ途中から合流してくれた元鎌倉幕府の中でも、飛びぬけて
元気物だった、まみ太郎殿の声だった。
様子を聞けば、新たなる世界での活躍を期しての旅立ちのようだ。

「さみしくなるのぅ」
「ですぅ」

特に仲良くしていたものは、残念そうな顔を一瞬したが、
彼の旅立ちも又、笑顔で送らねばなるまい。
それぞれが、それぞれなりの別れの挨拶をし、何時までも続けば
良いと思える時間を過ごした。

「でわの。」

「それでは、皆さんの活躍をお祈りしております。来期の盟主、
 しっかりお願いしますね、Liuさん!」

「爺、あんまり気にするなよ。皆、ばいばい」

仲間との別れはいつも突然やってくる。残ったものは、彼らの思いも
受け継いで、次の世界でも活躍することを心に新たにしている事だろう。
皆、そんな顔をしていた。

*+†+*――*+†+*――*+†+*――*+†+*――*+†+*――

更に、道々来期への準備の為、国に帰る仲間と別れ、最後の数人と
別れた後、城が隣の魔王ちゃんと二人、轡を並べ、弧鷲庵と
魔王様のお城がある鎌倉方面に馬を進める。

「最近ふぇらーりの調子はどうじゃ?」

魔王ちゃんの愛馬の様子を聞きながら、先日からの豪雨で
水かさの増した酒匂川に差し掛かった。
ここを超えたらもうそんなに城は遠くない。

「えーん。」

「?!」

何かが聞こえ、お互い顔を見合わせた後、少し川上に目を移した。
すると、なぜか幼子が1人、わずかに残っていた中州に取り残されていた。

「この水勢ではあの中州もまもなく川に中に埋もれよう。」

「あい、助けにいってくるですぅ」

「いや、馬は儂の馬のほうが泳ぐのは達者じゃよ」

阿吽の呼吸で、長く連れ添った愛馬が黒鹿毛をたなびかせて
河に乗り込む。

「かなりの勢いじゃの。」

水の勢いが見た目よりもずっと速い。
何とか中州にたどり着き、子供を馬上に抱き上げる。
その刹那、轟音と共に、更に勢いを
増した水流がこちらに向ってきていた。

「爺、鉄砲水ですぅ。早くこっちにくるですよ」

魔王ちゃんの叫ぶ声が聞こえたが、既に其処まで水が迫ってきている。
このままでは間に合わない。

「ふぅん。」

老体に鞭を打ち、渾身の力をこめて、拾い上げた子供を
魔王ちゃんのほうへ投げる。
と、同時に全身を強い力で殴られたような衝撃を受けた。

「ごぼごぼごぼ…」

身体が水勢に飲まれ、自由が利かない。
愛馬とも離れてしまった。
息が苦しい。そして、周囲が土や泥にまみれ、
どんどん暗くなっていく…
懸命にもがくも、天地の位置さえ判断できなくなる。
何回も体をぶつけた後、一瞬、視界が開けた時、
遠くに子供を抱え、
懸命に叫んでいる魔王ちゃんが見えた。

「子供は無事か…」

それを見たのを最後に、更に流され、視界から一切の灯りが消えてゆく…。
薄れゆく意識の中で、皆の顔が浮かぶ…

石さん…空さん…まめちゃん…えびちゃん…梅さん…
皆無さん…翔鳳さん…ねじさん…それに…
全員の顔が浮かぶ。しかし既に意識は確かでなくなっている。


「Liuさん…yabeさん… よっしー。あとは、後は頼むよ…」

勢いの衰えない水の中で、全てが漆黒の世界に墜ちて行った…。
楽しかった思い出と共に、深く暗い水の底へ…



~22足利家筆頭 百鬼夜行・2122北条家筆頭 百鬼揚羽 爺の戦語り 終幕~


今まで、この瓦版を読んでくださった皆様、
ありがとうございました。
爺は皆様より先に、旅に立った?様でございます。
始めは、城主プロフに書いていたものが、思いのほか面白いと乗せられ
このような形で皆様の目に触れる形になり、考えていたよりも長く続けて
くることが出来ました。
私的なもので有ったため、瓦版に載せる際、途中まではお名前の利用許可を
取る作業すらせず、ご不快な思いをさせた方もいらっしゃいました。
改めてお詫び申し上げます。
今後、もしかしたらどこかでお会いする機会もあるやも知れませんが、
その節は、今まで同様のご厚志を頂戴できれば幸甚に存じます。

最後に、旧足利家の皆様、今回の北条家の皆様、
爺と仲良くしてくださった敵国の皆様。
更に青亀さんをはじめとした瓦版屋の皆様。コメントを下さった皆様。
そして、百鬼夜行・百鬼揚羽、相模獅子皇で共に戦った身内の皆さま。
本当にありがとうございました。
爺は大変幸せでした。
今後も皆様に素敵な武将がやってくることを祈りつつ。
筆を置かせていただきます。

上条 弧鷲斎 寿虎


あ、青亀さん、そんな理由で来期は総括できないから、宜しくね^^;
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