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上条 孤鷲斎 寿親

Author:上条 孤鷲斎 寿親
やあ、お久しぶりじゃの。
寄られたのならば
ゆっくりしていってくだされ。
こっそりと昔語りや戦話をやっている、戦国ixa21-24鯖 足利家の同盟 
百鬼夜行の爺の部屋ですじゃ。

基本、その時そのときの戦ネタですが、よければ一言残して頂きたい処ですぞ。それでは、よろしくお頼み申しますぞ。

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一日一銭しりとり

さて、長くなるのでこっちで書こうかの。
今回のはあまり怖くないのでそのまま読み進んでいただいて大丈夫だとおもいますぞ。

少し前、爺に相談があったんじゃ。
「ながく開けっ放しの部屋があるんですが見てもらえますか?」
そこは山の手の人気のある建物。当然、爺に厭は無い。当然直ぐに了解して約束をしたんじゃ。
「仕事終わりで向かうので5時半に入り口でお願いします」
「わかりました。入り口で待ってます。」

5時までは管理人がいるのでどんな様子か、事前に話を聞いておこうと思ったんじゃが、出がけに若い者の
クレームの連絡があり、爺が対応したため、出るのがギリギリになってしまいそれは無理となってしまったわ。
しかたないのう。
急いで現地に向かい、爺がついたのが5時半ギリギリ。急いでバイクを停め、入口へ。

「まだか…」連絡をくれた方はまだきておらんかったで、良かったわ。
待っていると電話が鳴った。
「出るのが遅くなってしまって…急いでいきますから」
爺は仕事じゃ。問題ないので待っていると伝え、電話を切った。

6時少し前、少しバツの悪そうな顔で連絡をくれた方がやってきた。
「お待たせしました。では、こちらです。」
「はい。」
エレベーターが上の方に止まっているので、階段で上がることにした。

「ここです。」

鍵を取り出し、玄関へ。

「あれ、開かないな」
鍵は確かに開いている。しかし、扉が開かないのだ。
「古い建物ですからね。多少、渋いかもしれません。私がやりましょう。」
そういって、爺が替った。
たしかに、重いがなんとか開きそうだ。
爺は渾身の力を振り絞って、扉を引いた。ある処まで行くと、スーッと問題なく開いた。

「使って無かったから開きにくくなっていただけでしょう。」
「そうですね、ではどうぞ。」

促されて、部屋に入る。
長らく空いていた部屋っぽい、湿気ているとも、淀んでいるともいえる感じの空気があたりに漂っていた。
「電気は元から抜いているんですよすみません」
「大丈夫です。そんなとき様にいつもライトは持っていますから。」
そういって爺は部屋を照らした。

特に、古いだけで問題はなさそうな感じだった。
しかし、暗くなっているので細かいところは見えない。
「すみません。細かいところも見たいので、明日、もう一回昼に見せてくれませんか?」
「いいですよ。では、鍵をお貸ししますので、明日、もう一度みてください。」
そう言って鍵を渡してくれ、その日は解散した。



次の日の昼、爺はもう一度その部屋に向かった。
「あれ?管理人さん居ないや…」
様子を教えてもらおうと思っていた管理人さんがごみ出しの後片付けのため、席をはずしていた。
まあ、帰りで良いか…帰りに様子を聞きこむことにして、部屋に向かう。

鍵を差し込み扉を引く。
昨日とは違い、簡単に扉が開いた。
そうか、昨日開けたからかな。そう思い部屋の中へ。
今日はお日様が出ているので隅々まで室内を見ることが出来る。
しっかり確認しようと思い玄関から直ぐのリビングの入口付近に違和感があった。
なぜか鴨居にチョークで白い線が2本。
「なんだろう?」そう思ったが特に気にせず、一通りのチェックをし、部屋を出た。

「こんちわ~」管理人さんが清掃を終えて、歩いていたので声をかける
『おう、上条ちゃん、今日はなに?』
「2階の**号室の査定をたのまれたんで、来たんですよ」
『…そう、これから?』
「いや、もう今見てきました」
『上条ちゃん、今の時間で良かったな』
「?」
『あの部屋の件、知らなかったっけ?』
「長く空いてるのは知ってましたけど、オーナーの連絡先知らなかったから」
『そうじゃないよ。まあ、いいや。寄ってくか?』
「はい。」
当然寄って、いろいろ聞いて商売に活かさなければ。

『いや、ホントに今の時間でよかったよ』
「だから、何でですか?」
『部屋、入った時気が付かなかった?鴨居のチョーク』
「なんかありましたね。チョーク。」
『あれさ、手前がご主人、隣は奥さん』
一瞬、頭が白くなったが、爺の頭がものすごい勢いで回転し始める。
 
 首つりか!!

『あそこはさ、ご主人が仕事終わって帰宅したら、奥さんが亡くなっていたんだよ。
でな、あわててご主人が俺のとこに来て奥さんが首吊ったって言ってさ、
親戚呼ぶから駐車場と親戚来たら部屋まで案内してくれって言ってさ。」

少し気分が悪くなったがその続きを聞いてみた。

『ご主人に言われた、親戚の人が来たから部屋まで案内したんだよ。でも、ドアが開かなくてさ』

『で、俺とその親戚の人でドアをなんとか引っ張って開けたんだけどそのドアに、
ひもが括りつけてあって、それが手前の白いチョークが引いてあった処を経由して、
ご主人の首にかかってたんだよ』

要するに、奥さんが亡くなって動転したご主人が、後を追ったという事らしい。
しかし、中途半端になるのは困るのでドアが引かれたらきっちり自分の首も閉まるようにしていたらしい。

『で、今で良かったって言うのはさ、その時間になるとあの部屋のドア、今でも重くなるのよ、信じないかもしれないけど』
「それ、夕方6時ぴったり位じゃないですか?」
『そうだよ。話したっけ、俺?』


昨日の扉の感触がよみがえってきて、爺の腕が少し重くなった…

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